<関西学生秋季リーグ:近大8-5関大>◇11日◇第6節2回戦◇ほっともっとフィールド神戸近大が白星でリーグ最終戦を締め、…

<関西学生秋季リーグ:近大8-5関大>◇11日◇第6節2回戦◇ほっともっとフィールド神戸

近大が白星でリーグ最終戦を締め、逆転優勝へ望みをつないだ。

プロ注目カルテットがそろって出場した。4番の阪上翔也外野手(4年=神戸国際大付)は満塁本塁打が飛び出すと、2番の勝田成内野手(4年=関大北陽)は1安打2四球3得点と持ち味を発揮。野間翔一郎外野手(4年=大阪桐蔭)も2出塁だった。野口練投手(4年=星稜)は8回から登板し、2回を1安打4奪三振無失点で試合を締めた。

阪上は3-1の6回に右翼ポール際へ人生初の満塁本塁打を放り込んだ。「狙って打った。リーグ戦最後の打席でホームラン打ってくるとベンチで言っていて、有言実行できたので良かったです」と確信の1発。結果的にもう1打席回り最終打席ではなかったが、リーグ最終戦は満塁弾締めとなった。

光元一洋監督(50)も「ここ1カ月くらいのフリーバッティングは佐藤に匹敵するくらいの飛距離、打球の強さ速さ、角度はでてきた」とOBで今季セ・リーグ本塁打王の佐藤輝明内野手になぞらえた。阪上も「伸びている手応えはあります」と成長を実感する。

同じくプロ注目の勝田は5回に安打で出塁すると、盗塁も決めた。二塁守備も軽快にこなし、走攻守で勝利に貢献。「自分は非力であまり長打がないといろんな方たちから言葉があったので、力をつけて力強いバッティングをしたいなと思ったので、秋で結果を残せたので良かった。春も秋もエラーなしで終われたので、そこは成長できた部分かなと思います」と振り返った。

これで近大はリーグ戦の全日程を終了。勝ち点4で立命大と並んだ。最終節で立命大が同大から勝ち点を落とせば、逆転優勝となる。

リーグ最終節の先にはドラフト会議も迫っている。阪上は「4年間全部やりきったと思っている。あとは呼ばれるのを待つだけ」と話すと、勝田も「やることはやった。あとは祈るのみです」ときっぱり。ドラフト前の公式戦を終えて、吉報を待つのみとなった。