<大同生命SVリーグ女子:NEC川崎3-0SAGA久光>第1節◇第1日◇11日◇神奈川・東急ドレッセとどときアリーナ昨季…

<大同生命SVリーグ女子:NEC川崎3-0SAGA久光>第1節◇第1日◇11日◇神奈川・東急ドレッセとどときアリーナ

昨季3位のSAGA久光が、同2位のNEC川崎に0-3のストレートで敗れた。元日本代表監督で、今季から9年ぶりにチームに復帰した中田久美監督(60)は、25-26年シーズンの開幕戦を飾れず。「開幕戦で硬さもあったけど、完敗だった。修正していきたい」と前を向いた。

アタッカーの佐藤淑乃やセッター中川つかさら複数の日本代表メンバーをそろえるNEC川崎に、セット序盤から押される展開が続いた。後半に粘りを見せたものの、あと1点を取りきることができず、1セットも奪えなかった。

中田監督は、コートサイドで熱心に指示を送る場面も見られた。「どういう形でも勝つ」と掲げる指揮官。久しぶりの指揮に「(とまどいは)まったくないと言ったらうそになる」としながらも、「出来る指示はコートサイドで出したかった」と思いを打ち明けた。

この日は、1年間の海外挑戦をへて加入した東京五輪代表セッターの籾井あきをスタメン起用。「ブランクはあるのかな。試合勘、実戦を通して戻していくので、積極的に使っていきたい」と方針を明かした。

12年からチームを3度のリーグ優勝に導き、皇后杯も5連覇を達成。女子日本代表監督を務め、21年東京五輪後からは第一線を退いていたが、酒井新悟氏の退任に伴い再就任した。今季は14チームがリーグ戦で各44試合を戦い、上位8チームがプレーオフに進む。「選手の不安を取り除くこと、体調やメンタルをサポートしながら、何をすべきか、勝っても負けても無駄にしないように取り組みたい」と抱負を語った。