<プロレスリング・ノア:両国大会「WRESTLE ODYSSEY」>11日◇東京・両国国技館極悪軍団チーム2000Xをけ…

<プロレスリング・ノア:両国大会「WRESTLE ODYSSEY」>11日◇東京・両国国技館

極悪軍団チーム2000Xをけん引していたはずのOZAWAがマジメ化か!? 第4試合のタッグマッチで杉浦貴&シュン・スカイウォーカー(ドラゴンゲート)with OZAWAと、遠藤哲哉&HAYATAが対戦した。

サラリーマンのような白いワイシャツ&黒のパンツ姿で松葉づえをついて登場したOZAWAは、リング外での2000XによるHAYATAへの暴行に加わらず。逆に「クリーンファイトでいきましょう!」とまさかの主張で、シュンと杉浦、そしてセコンドのヨシ・タツ、タダスケらを説得。自らの手でHAYATAをリングに戻してしまった。

さらに試合中も味方に対してクリーンブレイクを要求し、自分が持ってきたつえを使った凶器攻撃もさせなかった。最後は杉浦がオリンピック予選スラムでHAYATAを仕留めて勝利したが、バックステージでもOZAWAとシュンは意見が合わず、ギクシャクしたままだった。

シュンが「きれい事だけじゃ、この世界は収まらないんだ。力によって支配しないといけない時もあるし、それが必ずしも正しい方法じゃなくても、それが正義に導く時がある」と主張すると、毒の抜けてしまったようなOZAWAは「若いっすね、シュンさん。まだまだ若いっすね。まだ気づけてない」と、自分だけは物事の本質に気づけたとばかりに謎の上から目線で反論。

これにはシュンも「お前、やめてくれよ。プロレスリング・ノアもそうだ、きれい事、きれい事、きれい事…マスコミ、お前たちもそうだ。この業界にはびこるのはきれい事であってな、それによってOZAWAは犯されちゃってるんだよ! 俺はこの世界を、このプロレス界を楽しむためにもOZAWAっていう存在は必要なんだよ! 頼むから正気に戻ってくれよ、おい!」とあきれるばかりで、あの悪の権化OZAWAはどこへ行ってしまうのか。