<大同生命SVリーグ女子:NEC川崎3-0SAGA久光>第1節◇第1日◇11日◇神奈川・東急ドレッセとどときアリーナ昨季…

<大同生命SVリーグ女子:NEC川崎3-0SAGA久光>第1節◇第1日◇11日◇神奈川・東急ドレッセとどときアリーナ

昨季2位のNEC川崎が、同3位のSAGA久光を3-0(25-18、25-22、25-23)のストレートで下し、25-26年シーズンの開幕戦を飾った。昨季までAstemoで監督を務め、今季からチームの指揮を執る中谷宏大新監督(45)の初陣で白星。2季目を迎えたSVリーグでタイトル獲得へ好発進を決めた。

アタッカー和田由紀子(23)は左足の捻挫でベンチ外となったが、アウトサイドヒッター佐藤淑乃(23)、ミドルブロッカー(MB)山田二千華(25)、セッター中川つかさ(25)と、ベスト4入りを果たした世界選手権で活躍した日本代表メンバーがスタメンに名を連ねた。

第1セット(S)は新外国人デイの強打や山田のサービスエース、佐藤のブロックなど序盤から9-4と主導権を握ると、後半もアタッカー陣が効果的に加点。最後はセットポイントで佐藤がクロスに打ち抜き、25-18でセットカウントを先取した。

第2Sは後半まで一進一退の攻防となったが、17-17の場面では佐藤のブロックアウトなどで5連続得点。その後5連続失点で追い上げられながらも、最後は山田が2連続ブロックを決め、25-22で連取した。

第3Sはこの日初めて追いかける展開となったが、佐藤のバックアタックなどで同点とすると、17-17ではMB甲がブロックを決めて勝ち越しに成功。相手のサーブミスでマッチポイントを握ると、最後はデイがレフトから決め、25-23。ストレート勝ちを収めた。

佐藤はチーム3位の12得点。チケット完売で満員の会場を沸かせた。「開幕戦でいいスタートが切れた。注目度も上がっているので、自分たちのプレーで観客を喜ばせたい」とうなずいた。

今季は14チームがリーグ戦で各44試合を戦い、上位8チームがプレーオフに進む。第1節の第2戦は12日、同会場で行われる。