ラグビー「リーグワン」1部で最年長41歳、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの安江祥光が11日、都内で入団会見に臨んだ。今季…
ラグビー「リーグワン」1部で最年長41歳、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの安江祥光が11日、都内で入団会見に臨んだ。
今季唯一の新加入となったフッカーは「新人の41歳安江です」と自己紹介。約100人のファンを前に「温かい、激しい応援をしていただけたら、老体にムチ打って頑張りたい」と意気込んだ。
リーグ通算155キャップを誇るベテランは、昨季三菱重工相模原ダイナボアーズで9試合に出場。昨季限りでの退団が発表されていたが、約2週間前に移籍が決まった。「プレーヤーにこだわりがあった。(プロ)19年目になるが、唯一成し遂げていないのが優勝。ラグビー選手として、優勝して選手生命を終えたい。このチームのために最後、命をかけたい」と思いを明かした。
若い選手に囲まれるが「何かを教えるというより、一緒に成長していきたい。成長する中で、何かを理解して、感じてもらえるものがあれば」とさらなる向上を誓う。
同じポジションには南アフリカ代表のマルコム・マークス、日本代表の江良颯らハイレベルな選手がそろう。「いいフッカー陣がいる」としつつ、自身は「何か貢献できるのは経験値」と明かす。昨季準優勝だったチームに加わり「ハイレベルで安定したプレーをするのが、優勝するために大事なプロセス」と頂点を見据えた。
40歳の前川泰慶ゼネラルマネジャーは「まさか自分より年上の選手を取ることになるとは」と笑顔を見せた。「あの年にして成長したい気持ちを持たれていて、感銘を受けた。いやらしいプレーをする。経験を還元してほしい」と期待を寄せた。【飯岡大暉】