<スターダム:後楽園大会>11日◇東京・後楽園ホールスターライト・キッドの、記念すべきデビュー10周年が踏みにじられた。…
<スターダム:後楽園大会>11日◇東京・後楽園ホール
スターライト・キッドの、記念すべきデビュー10周年が踏みにじられた。
キッドはこの日の第1試合で天咲光由と組み、HANAKO&梨杏と対戦。181センチ・80キロHANAKOのパワーに苦しめられたものの、天咲との好連係でピンチを打開すると、梨杏を黒虎脚殺で絞り上げ、最後はムーンサルトプレスで梨杏から3カウントを奪って勝利した。
だが試合後、リングに白いバラの花束を持った小波が登場し「お前、今日10周年だよな。おめでとう! スターライト・キッド! 大切な同期のために私がお祝いに来たよ。キッドは10周年記念興行だったり、いろいろと忙しそうだなぁ。まあ、まだ私は同期なのに呼ばれてないんだけどね。いつか絶対、呼んでくれるよね」とニヤニヤ。
続けて「それはそうと、キッドが私にくれた一輪の白いバラのこと覚えてる? 今日は大切な同期の記念日だから、何倍にもしてお祝いに持ってきたよ」と花束を差し出した。キッドが警戒しながらも受け取ろうと手を伸ばすと、小波が花束でキッドをタコ殴り。さらに天咲を場外に投げ捨て、キッドを踏みつけた。
小波は「全身で受け取ってくれてうれしいな。私はちゃんと大切にこの一輪の白いバラ、ずっと持ってたよ。でもお前はいつも私に何にもくれない。だから11・3大田区で、白いバラじゃなくて、その白いベルト、私が奪ってやるから」とキッドの持つワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を宣言。キッドに向けて白いバラ1本を差し出した。キッドがこれを強引に引ったくると、小波は去っていった。
キッドはバックステージで「今日は私のリアルデビュー10周年です。でも! おい小波! あいつは私のこの記念すべき日をぶち壊してくれたわ。私は今日ハッピーで1日過ごすつもりだったのに、ぶち壊してくれちゃったよ。あのサイコパス、虚言癖サイコパス小波! いいよ、やってやるよ! ああ、アーティスト取られた悔しい気持ちも込めて、小波1人じゃ私に勝てないってことをさらに分からせてやりたいと思います」と怒りに震えながら対戦を承諾した。