ルーキー吉田鈴の14本クラブ選びの基準は“4日間”を見越したやさしさ

悲願のプロテスト合格からはや一年。シード獲得に奮闘する吉田鈴のキャディバッグの中を覗いてみたい。ドライバーはキャロウェ…

悲願のプロテスト合格からはや一年。シード獲得に奮闘する吉田鈴のキャディバッグの中を覗いてみたい。

ドライバーはキャロウェイの「ELYTE◆◆◆ TD」。「（開幕戦の）ダイキンからずっと使っています。私けっこうつかまるクラブが好きで、トリプルダイヤよりちょっとつかまるこのモデルが合っています。春先に比べてスイングは今のほうがつかまりやすくなっていますけど、継続して使っています」と信頼を置いている。

シャフトは「アマチュア時代から使っています」というフジクラの「SPEEDER NX VIOLET」。「前は赤ベンタスでしたが、体力が落ちた時に振りづらい時があって。簡単につかまるようにしたかったのがバイオレットにした理由です」。スペックもやさし目の「4S」に。

「日本女子オープン」の週から、5番アイアンを抜いて6UT「パラダイム Ai スモークユーティリティ」を入れた。「（女子オープン会場の）大洗の“ラフから用”として入れましたが、すごく簡単で。やっぱり5番アイアンより楽ですよね。ロフトもあってうまく当たってくれるので、それ以来使っています」と吉田。

アイアンは元々「Xフォージド」を使っていたが、今シーズン途中「Xフォージドスター」に替えた。「他のクラブもやさし目なので、それに合わせた感じです。打点が広くて上がりやすいです。こっちのほうが4日目とか疲れた時にカバーしてくれて、4日間見越すとスターですね」

パターもシーズン途中に「Ai-ONE ジラフビーム」の角型へ。「もともとトライビームの同じナンバー7を使っていましたが、コレのほうが簡単でいいですね」とやはり吉田にとって“やさしさ”がクラブ選びの基準になるようだ。「トライビームが前重心だったので、それに寄せるために、ソールの前方に鉛を貼っています」とそのこだわりを話す。

現在メルセデスランキング55位。残り試合でシード奪取なるか。