<国際親善試合:日本2-2パラグアイ>◇10日◇パナスタ日本代表森保一監督(57)にとっては、収穫と反省の入り混ざった一…
<国際親善試合:日本2-2パラグアイ>◇10日◇パナスタ
日本代表森保一監督(57)にとっては、収穫と反省の入り混ざった一戦となった。
W杯南米予選18試合で10失点という堅守のパラグアイから2得点を挙げたことはポジティブな要素。落ち着いた口調で「2点取れたというところで、かつ点を取った選手がFWの我々が点を取ってほしいと思う選手2人が取ってくれたのは、今後の戦いにおいて軸がしっかりすると思います」と振り返った。
一方で「いい守備からのいい攻撃」を掲げる中で、守備の2失点を悔やんだ。「サッカーで1失点は仕方ないが、複数失点しないようにさらに上げていかないといけない」と反省の弁も口にした。
そんな中、3バックの左で先発起用したDF鈴木淳之介(22=デンマーク1部FCコペンハーゲン)を高く評価した。
「(欧州)チャンピオンズリーグなどの経験でさらに自分のレベルを上げていくというところを、彼自身はしっかりステップアップのチャレンジができている」と説明した上で「対人のところ、個の責任のところで相手をしっかり上回っていた」。
さらにこう続けた。
「徐々に時間がたつ中で、味方も淳之介の使い方をより把握して、彼の良さを生かした。彼もセーフティーなプレーから、(時間の経過とともに)より前線の攻撃に絡むというプレーの幅を、試合の中でもチャレンジしてくれたかなと思います。さらに経験を積んでもらって、さらにいい選手になるかなと期待を抱かせてくれる今日のプレーだったかなと思います」
負傷者が続出しているDF陣にあって、鈴木はチームに光をもたらした。