◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 初日(10日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)「朝…
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 初日(10日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)
「朝からたくさんの拍手。歓迎してもらってうれしかった」。久しぶりに聞くギャラリーの声援が、シーズン国内初戦の原英莉花の気持ちを高める。前半9番ではピン右5mのバーディパットを流し込むと、両手を上げて大歓声に応え、右こぶしを力強く握った。
2年前に受けた腰の手術により飛距離が落ちた昨年から、「30ydほど」戻ったというティショットもスコアメークに貢献した。打ち下ろしとなる前半8番(パー5)では305ydの1Wショットを放ち、フェアウェイから残り181ydを6番アイアンでピン奥4.5mに2オン成功。イーグルパットは惜しくもカップ右に逸れたが、9番の連続バーディにつなげる流れを作った。
初日の平均ドライビングディスタンス(3番と8番で計測)は270.5ydでフィールド5位を記録。スタート前の練習からショットの手ごたえがあったという。「距離が安定してキャリーも出て、フェードとドローが打てていた」という状態はティオフ後も変わらず、グリーンを外したのは2回のみ。5バーディ、1ボギーの4アンダー「68」の内容に「初日だから良し、とします」とうなずいた。
首位に3打差の16位で迎える2日目。今週7日(火)の夜に米国から帰国して残っていた時差ボケは、昨晩たっぷりと睡眠をとったことで「すっきりと朝を迎えられた」と解消しつつある。昨晩は「絶対ウナギを食べたいと思っていたのでテークアウトしてもらった」というご当地名物を食べてスタミナ補充も十分。2023年「日本女子オープン」以来のツアー6勝目に向けて「頑張ります!」と気合を込めた。(静岡県裾野市/塚田達也)