立ち技打撃格闘技のK-1は10日、都内で記者会見を開催し「K-1ワールドMAX2025」(11月15日、東京・代々木第二…
立ち技打撃格闘技のK-1は10日、都内で記者会見を開催し「K-1ワールドMAX2025」(11月15日、東京・代々木第二体育館)の追加対戦カードを以下のように発表した。
会見では、第8代K-1スーパーライト級(-65キロ)王座決定戦で稲垣柊(25=K-1ジム大宮チームレオン)と戦う元K-1ワールドGPライト級(-62.5キロ)王者の朝久泰央(27=朝久道場)があらためて“K-1愛”を爆発させた。
もともとスーパーライト級王座は、第7代王者のヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ)が今年5月の稲垣との防衛戦で計量をクリアできず、王座を剥奪されたことで空位となった(試合自体は行われ、ヨードクンポンが稲垣に2回KO勝ち。稲垣が勝っていれば稲垣が王者になっていた)。
そしてそのヨードクンポンは最近SNSでONEと契約したことを発表。この日の会見で朝久は「自分は階級を上げて、ヨードクンポン選手と稲垣くんの試合の後にリングに上がってやろうという話もしてたんです。でも100グラムオーバーだったにも関わらず体重が落とせないという話で。それで最近、知ったのがONEに移籍するとか。自分はそういうところで(ヨードクンポンは)逃げたなって思いますし、仮に(K-1に)いても自分が勝ってるって思うんですけど」と、そのヨードクンポンをこき下ろした。
さらに「格闘技界最高のK-1って、世界中から敬意を持って海外の選手が来てくれるわけじゃないですか。そういったところを捨ててONEに行くってことは、自分のプライドとか愛を捨てて金を取ったクズだと思ってるんで。だからヨードクンポンにも『お前もそういうクズの人間だったんだ』って思うし。はっきり言って俺がケガさえなければ世界で一番強いと思ってるんで。よそに行きたいヤツは行けばいいし、戻ってきた時にぶっ飛ばしてあげるよっていう、そういう考えですね」とヨードクンポンをクズ呼ばわりした。
ただ須藤元気プロデューサー体制となり、他団体との交流も以前より活発化する可能性もある。朝久は「やっぱり現状こういう場で言いたくないんですけどONEが騒がれてる中で『K-1もファイトマネーをどうにかしてほしい』だったり、K-1の不満をぶちまける選手もいますけど、自分はそういったやつらは恥を晒していると思っている」と前置きした上で「K-1愛はもちろん持ったままで、他流試合に行ってくれと言われたらもちろん全員倒しますし、もしそういう感じで乗り込んでくることがあれば迎え撃ちますし。誰が相手でも自分が勝つことには変わりはないので。まずは稲垣君に全集中で思い切りぶちのめしたいと思ってます」と断言。K-1の強さを示すためなら他団体のリングに上がることもやぶさかではないという考えを示した。
〈追加対戦カード〉
▼K-1ワールドGP女子フライ級王座戦3分3回延長1回
SAHO(闘神塾/王者) VS ソフィア・ツォラキドゥ(ギリシャ/挑戦者)
▼第8代K-1ワールドGPスーパーライト級王座決定戦3分3回延長1回
朝久泰央(朝久道場) VS 稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)
▼第2代K-1ワールドGPバンタム級王座決定戦3分3回延長1回
石井一成(ウォーワンチャイプロモーション) VS 黒川瑛斗(team VASILEUS)
▼スーパーバンタム級3分3回延長1回
池田幸司(ReBORN経堂) VS 大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)
▼フェザー級
斗麗(WIZARDキックボクシングジム) VS 橋本雷汰(ALONZA ABLAZE)
▼フェザー級3分3回延長1回
永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) VS 松本海翔(TAD)
▼-56キロ契約3分3回延長1回
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフTEAM ASTER) VS ウー・ユートン(中国)
▼プレリミナリーファイト・スーパーライト級3分3回
川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス) VS 石川優斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
▼プレリミナリーファイト・スーパーライト級3分3回
浜名颯斗(K-1ジム大宮チームレオン) VS 倫太朗(VAINQUEUR GYM)