<ナ・リーグ地区シリーズ:ドジャース2-1フィリーズ>◇第4戦◇9日(日本時間10日)◇ドジャースタジアムドジャースのデ…
<ナ・リーグ地区シリーズ:ドジャース2-1フィリーズ>◇第4戦◇9日(日本時間10日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が記者会見で、3回を打者9人で抑えた佐々木朗希投手(23)への称賛を連発した。記者会見での、佐々木についての一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-今季の佐々木朗希の成長と、彼が今やクローザーとしてチームに与えている影響は
もう本当に、私の記憶にある限り、ブルペンからの登板としては史上最高クラスのパフォーマンスだったと思う。今季の彼の出発点を考えれば、先発投手である彼が1イニング、2イニング、そして最終的に3イニングを投げ抜いたことは、チームにとって大きな力になった。
彼の成長とチームへの貢献については語り尽くせない。私たちは彼の中に、非常に特別なものを見つけ始めている。それこそが、オフシーズンに彼が争奪戦になった理由だ。
今、最大の舞台で彼は成し遂げたが、彼はまだ可能性の「入り口」に立ったばかり。それでも、これ以上なく誇りに思う。
-佐々木を登板させた時、最初から複数イニングを想定していたか
あの時点では2イニングを想定していた。でも、彼のボールのキレや試合の流れを見て「これはもう一段階押せる」と感じた。彼も動じませんでした。準備はできていたし、逃げることもなかった。日本の文化にあるタフさも関係していると思う。彼は人生の中で常にスターとして見られてきた選手。9回のあの場面で、最善の選択肢は彼だと確信していた。
-監督がベンチから出て、投手を出迎えに行くのは珍しい光景。あの時は何を考えていたか
純粋な喜びです。私は監督として、いつも選手たちを応援する立場にあります。4月や5月、ロウキがベンチの端でケガや不調に苦しみながらチームを見つめていたときのことを思い出しました。その間も彼と関係を築き、支え合ってきた。
そんな彼が1イニングだけでなく、2イニング、そして3イニングを投げ抜き、クローザーとして勝利に貢献した。心の底からうれしかった。あの行動は自然に出た。
-シーズン序盤や入団会見の時は、佐々木にあまり自信が感じられなかったように思います。復帰後、今の彼の姿を見て驚いたか
そうですね。ロウキはとても若く、とてもシャイな選手。ですが復帰後は、心を開き、彼自身をより表現するようになった。彼の中にあったタフさが、今まさに花開いている。チームメートも心から彼を応援している。まさに成長と成熟の証だね。