<国内女子ゴルフツアー:スタンレー・レディースホンダ>◇第1日◇10日◇静岡・東名CC(6435ヤード、パー72)◇賞金…

<国内女子ゴルフツアー:スタンレー・レディースホンダ>◇第1日◇10日◇静岡・東名CC(6435ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)

米ツアーを主戦場とし、今季は国内ツアー2戦目、7カ月ぶり出場の渋野日向子(26=サントリー)は、アウトコースの前半9ホールを、1バーディー、ボギーなしの35、1アンダーで回った。9ホール終了時点で、5アンダーの首位高橋彩華とは4打差の30位につけている。

平日にもかかわらず、大勢のギャラリーを引き連れて回る人気は健在だった。1番のティーイングエリアに姿を現すと、ファンから「おかえり!」の声も飛んだ。そんな中で1番パー4はティーショットをフェアウエーに運び、着実にパーオンに成功。ピン奥9メートルからの上りのバーディーパットは、30センチ届かなかったが、難なくタップインパーと、上々の立ち上がりだった。

伸ばしたいパー5の3番は、ティーショットを右ラフに入れ、無理せず3オン。5メートルのバーディーパットは、不運にもカップ直前でクイッと左に曲がって伸ばせず、両膝を少し曲げて悔しがった。それでも焦らずパーを並べ、チャンスを待った。

すると8番パー5で、ついにバーディーを先行させた。フェアウエーからの第2打は、距離は十分だったが、わずか右にグリーンを外した。パターで狙った、ピンまで15ヤードのイーグルトライは1メートル左に切れたが、バーディーパットを決め、大きな拍手に帽子に右手をかけて応えた。スコアこそ伸ばし切れていないが、目立ったピンチもなく、安定したプレーで折り返した。