J2サガン鳥栖は9日、U-22日本代表に飛び級で選出されているFW新川志音(しんかわ・しおん、18)とプロA契約を結んだ…
J2サガン鳥栖は9日、U-22日本代表に飛び級で選出されているFW新川志音(しんかわ・しおん、18)とプロA契約を結んだと発表した。9月28日付。
本来はユース(U-18)所属の高校3年でアマチュア選手だが、今季は2種登録でトップチームの公式戦に出場している。
ここまでJ2で27試合5得点、ルヴァン杯など公式戦を含めれば出場時間が900分を超え、A契約を締結できる条件をクリアした。
A契約は初年度こそ基本報酬上限が年額670万円に設定されるが、以降は上限が基本的にない(26年2月からプロABC契約は撤廃)。
通常は最も下の待遇になるC契約からスタートし、実績に応じて途中でA契約に昇格する場合が多いが、新川は実力でいきなりA契約を結んでの異例のスタートとなった。
身体能力に優れたストライカーで、アシストもできる高い技術もある。現在は主に後半途中から流れを変える役目を担う。
クラブの公式サイトを通じて、18歳は「小さい頃からの夢であったプロサッカー選手になることができ、大変うれしく思います。鳥栖という歴史あるクラブで、自身のキャリアをスタートできることに喜びを感じています。今まで支えてくださった方たちへの感謝の気持ちを忘れず謙虚に1日1日を大切に、努力し成長しきたい」などとコメント。
新川の来季トップチーム昇格は既に決定しており、今季残り6試合で、現在7位にいる鳥栖の1年でのJ1復帰を実現させる。
◆新川志音(しんかわ・しおん)2007年(平19)8月6日、大阪府生まれ。大阪の名門RIP ACE SCから鳥栖U-18に進み、25年はJ2開幕から2種登録でベンチ入りを果たし、ここまで27試合5得点(先発5試合)。今夏は飛び級でU-22日本代表に選出され、U-23アジア杯予選(ヤンゴン)にも出場。背番号47。171センチ、65キロ。