女子プロレスのマリーゴールドは9日、都内で記者会見を開催し、両国大会「MARIGOLD GRAND DESTINY202…
女子プロレスのマリーゴールドは9日、都内で記者会見を開催し、両国大会「MARIGOLD GRAND DESTINY2025」(26日、東京・両国国技館)の対戦カードを以下のように発表。ユナイテッド・ナショナル王者の桜井麻衣(35)と、同王座に挑戦するビクトリア弓月(20)が大乱闘を繰り広げる場面もあった。
弓月はまず会見で「自分がまだデビューしたての時に(桜井と)2日連続でシングルを2回やったのと、マリーゴールドに来てからも桜井さんと長時間、話す機会があったり、桜井さんも自分に思い入れがあると言ってくださったように、自分をすごく成長させてくれた先輩としてすごく自分も思い入れがあります」と桜井への気持ちを吐露。
その上で「自分は桜井さんにも、このベルトにも情念を感じるというか。桜井さんが6度も防衛してきて、積み上げられたものがベルトにも込められていてそう見えるのかなと思っています。そんな情念、桜井さん色に染め上げられたベルト、私は私なりのやり方で桜井さんからしっかり取って、桜井さんを上回る勢いで私が新しいユナイテッドのベルトのストーリーを作り上げていきたいと思っています」と宣言した。
一方、王者の桜井は「前回の両国で私はベルト戦線にすら絡めなくて、まあそんな私が今回王者としてこの両国に立てること、それは私がこれまでマリーゴールドを背負っていくっていう覚悟を決めて、1試合1試合、戦ってきたこと、その積み重ねだと思っています。これまで6度防衛してきましたが、今までで一番大きな舞台での防衛戦、私は防衛することだけではなくてその先を見据えています」と話した。
そして続けて「赤いベルト戦、林下詩美が防衛するのか、青野未来が勝ち取るのか、分からないですけれども、どちらが勝ったとしても、私はあの2人それぞれにリベンジしたいっていう強い理由があります。だからこのユナイテッド・ナショナルを両国で防衛したら、私は赤白かけて戦いたいと思っています」と、ユナイテッド王座を防衛したあかつきには、ワールド王座とのダブル王座戦をやりたいと希望した。
桜井が「あんたが味わったことのない痛み、情念、苦しさ、すべてを味わわせてあげるよ。あんたと私、どっちの思いが強いのか、バチバチとした女のドロドロとした戦いで決着つけましょう」と会見を締めくくり、2人はフェイスオフで向き合った。桜井が右手を差し出したが、弓月がそれを払って、エルボー連打の暴行。すると桜井もやり返し、ビンタ合戦から桜井がマイクで殴打する大乱闘となった。桜井は弓月の髪の毛をつかんでそのまま舞台裏へと消えていった。ヒートアップした両者。両国のリングで決着がつく。
<対戦カード>
▼The Dream Destiny
岩谷麻優 VS イヨ・スカイ(WWE)
※7年半ぶり8度目の対戦。過去の対戦成績は紫雷イオ(当時)の3勝2敗2分け
▼マリーゴールド・ワールド王座戦
林下詩美(王者) VS 青野未来(挑戦者)
※王者の林下詩美は5度目の防衛戦
▼ユナイテッド・ナショナル王座戦
桜井麻衣(王者) VS ビクトリア弓月(挑戦者)
※王者の桜井麻衣は7度目の防衛戦
▼ザッツ・レスリング
山岡聖怜 VS 橋本千紘(センダイガールズ)
▼ツインスター王座戦
川畑梨瑚&Maria(王者組) VS 松井珠紗&CHIAKI(挑戦者組)
※王者組マゼンタは2度目の防衛戦
▼シングルマッチ
後藤智香 VS 大物S
▼シングルマッチ
メガトン VS 大物M
▼ガントレッド・タッグマッチ
出場チーム=石川奈青&ハミングバード、勇気みなみ&橘渚、南小桃&山﨑裕花、ちゃんよた&山中絵里奈、野崎渚&瀬戸レア、越野SHOKO&当日発表
※通常のタッグマッチで勝ち残りルールで最後まで勝ち抜いたチームが勝利。通常のプロレスルールに加えオーバー・ザ・トップロープを採用。出場順は入場テーマ曲で判明する
▼2世シングルマッチ
田中きずなwith府川唯未 VS 心希with大向美智子