フィギュアスケート女子でコーチ業を本格始動させた浅田真央さん(35)が“スケート30周年”の誓いを立てた。9日、東京・立…

フィギュアスケート女子でコーチ業を本格始動させた浅田真央さん(35)が“スケート30周年”の誓いを立てた。9日、東京・立川市の「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」で練習公開。自身がディレクターを務め、8月に開校した木下MAOアカデミーの生徒を指導した。選考には約70人が応募し、5歳から小学3年生までの12人が通過。浅田さんは「(最後は)感覚でいきました。『この子だな』と選ばせていただきました」とほほ笑み「全国から全てを懸けて、私たちを信じて来てくれた生徒さんばかり。木下MAOアカデミーに来て良かったと思ってもらえるように、丁寧に指導していきたい」と誓った。

9月25日に35歳となり、5歳でスケートを始めて30年となる。誕生日はサプライズでケーキや花束を贈られ、生徒からの手紙には「先生をオリンピックに連れていってあげたい」などと記されていた。スケーティングの際に手が下がりがちな小学1年生は「先生を喜ばせたい」と手を上げ、週6日の指導を通して信頼関係を構築している。将来、世界へと羽ばたく選手育成を目指しながら「長い目を見て、生徒さんの目標や夢に少しでも力になれるように、頑張っていきます」と決意を示した。【松本航】