米総合格闘技UFCに出場経験があるスマン・モフタリアンさんが8日、母国オーストラリアで射殺された。33歳の若さだった。9…

米総合格闘技UFCに出場経験があるスマン・モフタリアンさんが8日、母国オーストラリアで射殺された。33歳の若さだった。9日、地元メディアをはじめ、英デイリー・テレグラフ紙でも報じられた。オーストラリアのニューサウスウェールズ州警察によると、銃撃事件は同州リバーストーンで8日午後6時すぎ、上半身を撃たれて死亡。現場で救急隊員が蘇生を試みたものの、そのまま息を引き取ったという。モフタリアンさんが指導者として在籍していた「オーストラリアン・トップチーム」所属のファイターも事実を認めた。州警察は犯人を捜索している。

モフタリアンさんには昨年2月にも発砲事件に巻き込まれていたという。所属先でキッズの指導をしていた際、配達ドライバーに変装していた21歳の狙撃犯に至近距離から拳銃で撃たれていた。そのため、4月には州警察からの要請でモフタリアンさんがコーチを務めるファイターの出場興行が中止となっていた。

現役時代に母国の地域大会で無敗を誇ったモフタリアンさんは、UFC主催のイベント「ジ・アルティメット・ファイター」シーズン27のフェザー級トーナメントに参戦。その後、UFCと契約を結び、18年12月、19年12月と2試合出場していた。