広島会沢翼捕手(37)が、球団最長を更新する20年目シーズンへ向けて早くも始動した。前日、新井監督がベテランについて「結…

広島会沢翼捕手(37)が、球団最長を更新する20年目シーズンへ向けて早くも始動した。

前日、新井監督がベテランについて「結果でものを言えるように頑張ってほしい」と発言したことに「僕もそう思います」と強く同意した。

「プロは結果の世界なので。バットマンだったらヒットを打つ、捕手だったら投手を勝たせないといけない。だから捕手はチームを勝たせることが仕事だと思っている。ベテランというよりも、プロ野球はそういうところだと思っている」

昨季はスタメンマスクをかぶった49試合で27勝20敗2分けと7つの貯金をつくったが、今季はスタメン18試合で8勝10敗と2つの負け越しとなった。チームは2年連続Bクラスに終わり、自身も12年以降では最少の24試合出場にとどまった。

来季は節目の20年目となる。「ひとつの目標ではありましたけど、1年目は長くやるということも想像できませんでした」。坂倉や石原の台頭でベンチを温める試合が増えた。与えられた出場機会で求められるものは勝利のみ。「僕が出るときは投手が苦しいとき、チームが苦しいときだと思う。そこでなんとかチームを勢いづけることが求められていると思う。レギュラーを取るのが難しい立場も分かっている。自分のことじゃなく、チームがいい方向に行くように、風通しを良くなるようにと思っています」。チーム最年長となる来季も、まだまだやるべきことはある。【前原淳】