21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の坪井智也(29=帝拳…
21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の坪井智也(29=帝拳)が11月24日、トヨタアリーナ東京で元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(37=メキシコ)とプロ転向3戦目(同級10回戦)に臨むと9日、発表された。同日、東京・新宿区の所属ジムで記者会見に出席。「クアドラス選手という強い相手と対戦できることになるのでクワクしている」と声をはずませた。
今年6月、パン・タオ・トラン(ベトナム)とのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦以来、約5カ月ぶりのリング。今年3月にプロデビューしたばかりで、3戦目で過去6度の世界王座防衛、2度の世界王座獲得という実績を誇るクアドラスと拳を交える。坪井は「手数も多くて、スピードも速い。身のこなしもとてもうまい選手。10ラウンドを通して、ちょっとずつ支配していけるかなというのがカギ。そこは徹底したい」とプランを明かした。
現在、WBC世界スーパーフライ級1位にいるクアドラスに勝てば、一気に世界ランクも上昇する大きなチャンスとなる。坪井は「スーパーフライ級で世界王座を取って、全団体を統一したいなと思っている。まあ本当に組んでもらった試合をしっかりやれば世界は見えてくると思う。いつも言っているが、しっかりと1戦1戦集中し、楽しみながら頑張りたい」と強調していた。
同日には東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界フェザー級7位の中野幹士(30=帝拳)が同級5位ライース・アリーム(35=米国)との同級挑戦者決定戦に臨むことも発表。日本バンタム級王者でWBA世界同級4位の増田陸(28=帝拳)がWBC世界同級14位のホセ・カルデロン(メキシコ)との同級10回戦で拳を交えることも決定した。メインイベントではWBC世界同級王座決定戦として同級1位那須川天心(27=帝拳)-同級2位井上拓真(29=大橋)戦が発表されている。
なお前売りチケットは10日午後6時からローソンチケットで販売開始される。