大相撲秋場所で新三役として臨んだウクライナ出身の小結安青錦(21=安治川)が9日、都内で行われた日本外国特派員協会の会見…

大相撲秋場所で新三役として臨んだウクライナ出身の小結安青錦(21=安治川)が9日、都内で行われた日本外国特派員協会の会見で母国について言及した。

「僕は力士なので相撲の話をしましょう」と呼びかけたが、記者からはウクライナ情勢の質問も相次いだ。来日後は1度も母国に戻っていないことを明かし、家族は「ドイツにいるので大丈夫です」と強調。それでも、母国への思いは強く「友達にも会いたいし、小さい時に行っていたご飯屋さんにもいきたい。自分が育った町で散歩がしたい」と素直な気持ちを明かした。

15日からは34年ぶりとなるロンドン公演が控えている。安青錦は「すごくワクワクしている。自分の相撲を見て、1人でも元気になってくれたらうれしい」とさらなる活躍を誓った。