<ナ・リーグ地区シリーズ:ドジャース2-8フィリーズ>◇第3戦◇8日(日本時間9日)◇ドジャースタジアムドジャースがフィ…

<ナ・リーグ地区シリーズ:ドジャース2-8フィリーズ>◇第3戦◇8日(日本時間9日)◇ドジャースタジアム

ドジャースがフィリーズに嫌な形で逆転負けを喫し、シリーズ突破は持ち越しとなった。

先発の山本由伸投手(27)は、3回までノーヒットピッチング。打線は3回にトミー・エドマン内野手(30)のソロで先制した。

先制した直後の4回、山本が本塁打王&打点王のシュワバーに特大の同点ソロを献上。さらに、無死一塁からボームの中安で、一走ハーパーはギャンブル気味で三塁を狙った。中堅手アンディ・パヘス外野手(24)は三塁へ送球するも、難しいバウンドをマックス・マンシー内野手(35)が捕球しきれず(記録はパヘスの失策)。山本のバックアップも遅れ、ボールは三塁ベンチへ入り走者の進塁が認められ逆転された。

山本は無死三塁から、マーシュに犠飛を浴びて3失点。5回無死一、二塁としてアンソニー・バンダ投手(32)にマウンドを譲った。

バンダは重盗で無死二、三塁とされるも、シュワバーを空振り三振、ハーパーを浅い右飛、マーシュを空振り三振で無失点。逆転劇へ望みをつないだ。

反撃したい打線は、6回1死一、二塁の好機でマンシーが二ゴロ併殺。7回には大谷翔平投手(31)の大飛球があと1歩及ばないなど、3回から救援した左腕スアレスに封じられた。

その直後には、7回から救援していたクレイトン・カーショー投手(37)が、首位打者トレイ・ターナー内野手(32)の2点適時打とシュワバーの2発目となる2ランなどで一挙5失点を喫した。

ドジャースにとっては、眠っていた3選手を生き返らせた。ターナー、シュワバー、ハーパーの上位打線は、2戦目まで計21打数2安打。勝敗に大きく関わるスーパースターを完全に封じていたが、この日は3選手に複数安打を許した。

ドジャースの地区シリーズ突破は持ち越し。翌9日(同10日)はタイラー・グラスノー投手(32)が先発して勝負をかける。