カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが9日、オンラインで20日(日本時間21日)開幕のパンコンチネンタル選手権(PCC…

カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレが9日、オンラインで20日(日本時間21日)開幕のパンコンチネンタル選手権(PCCC、米バージニア)に向けた会見に出席した。サードの吉田知那美(34)は「最後のとりでのような気持ちで、世界選手権のチケットを日本代表として取ってくる」と意気込んだ。

9月に行われた、26年ミラノ・コルティナ五輪への代表決定戦では、タイブレークでフォルティウスに敗戦。3大会連続の五輪出場を逃した。

18年平昌五輪、22年北京五輪と代表決定戦を勝ち抜いたが、今回は違う。吉田知は「初めて五輪という目的地がない中でシーズンがスタートする。世界一を目指す道は1本じゃない。世界一につながる道はたくさんある。いろんな世界一があると体現できれば」と前を向く。

昨季の日本選手権は3位だったが、優勝のフォルティウス、準優勝の北海道銀行が出場辞退したことで、PCCC出場権が巡ってきた。日本代表として、来年の世界選手権の出場枠をかけた戦いに挑む。

今大会に向けてチームでミーティングを行い、再認識したのは“回復力”の強さ。「挫折から立ち直るスピードが早い。必ず強くなって立ち上がれる」と自信を見せる。「夢はまだまだたくさんあって、世界一への道は作り出せる。カーリング選手としてのピークはここではない」と明るく誓った。