<U-20W杯:日本-フランス>◇8日(日本時間9日)◇決勝トーナメント1回戦◇サンティアゴ1次リーグを無傷の3連勝、計…
<U-20W杯:日本-フランス>◇8日(日本時間9日)◇決勝トーナメント1回戦◇サンティアゴ
1次リーグを無傷の3連勝、計7ゴールで無失点だった日本(A組1位)は、22年ぶりの8強進出を懸けて強豪フランス(E組3位)と対戦し、0-0のまま延長戦に突入した。勝ち上がると、12日(日本時間13日)にパラグアイとノルウェーの勝者と対戦する。
船越優蔵監督が「誰が出ても戦力が落ちないことが確立できた」という日本。スタメンは4-2-3-1の布陣で、GKはピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋)、最終ラインは右から梅木怜(今治)市原吏音(大宮)喜多壱也(レアル・ソシエダード)小杉啓太(ユールゴーデン)が並んだ。ボランチ2人は小倉幸成(法大)と大関友翔(川崎F)。2列目は佐藤龍之介(岡山)石井久継(湘南)斎藤俊輔(水戸)で、1トップに神田奏真(川崎F)が入った。
日本は1次リーグ最終戦から中4日、一方のE組3位通過だったフランスは中2日での試合となった。日程的に有利な日本は序盤から仕掛け、前半2分に佐藤のパスを受けた斎藤が左サイドから縦に突破。左足でのシュートはGKの好守に防がれた。
フランスは元代表MFのレジェンド、ジネディーヌ・ジダン氏の四男のDFエリアス・ジダン(ベティス)が3バック左で先発した。背番号は「5」で195センチの長身だが、日本は前半20分にその背後を佐藤が突いて決定機。その直後にも佐藤が右足で強烈なミドルシュートを放ち、GKがはじいたボールを神田が右足ボレーで狙ったが枠を外れた。
その後も何度もゴールに迫り、前半25分過ぎには神田がペナルティーエリア内で相手DFにユニホームを引っ張られていたとしてビデオ判定。だが、PKとはならなかった。前半36分に斎藤のシュートがクロスバーに直撃し、その直後にも石井のシュートが右ポストに当たった。数多くの決定機を逃し、前半は0-0で折り返した。
後半も速攻でチャンスをつくった。6分、小杉の縦パスに抜け出した斎藤が右足で浮かせたが、GKに防がれてゴールはならず。12分に神田に代えてFW高岡伶颯(バランシエンヌ)を投入。28分には高岡が佐藤のスルーパスに抜け出してGKと1対1に。だが、左足でのシュートはセーブされ、またしても好機を生かせなかった。0-0のまま延長戦に突入した。