プロレスリング・ノアのビッグマッチ「WRESTLE ODYSSEY」(11日、東京・両国国技館)でゲスト解説を務めるフリ…

プロレスリング・ノアのビッグマッチ「WRESTLE ODYSSEY」(11日、東京・両国国技館)でゲスト解説を務めるフリーアナウンサーの古舘伊知郎(70、舘は舎へんに官)と“プロレスLOVE”武藤敬司(62)が8日までに都内で対談をおこなった。

その後、メディアに対応した古舘は、当日の意気込みについて聞かれると「僕は全く意気込みがない。武藤さんがいてくれるから。基本的に僕から実況を取っちゃったら、いる意味がないのに。今のプロレスも見てないし。だから中途半端に“ゲスト解説”に座ってるんで。大したことはないんですよ」と謙遜してから「ただね」と続けた。

「ただね、やっぱりこういうものを足掛かりに、まだ俺の中に“実況魂”があって、何かオファーがあったら実況してみたいっていうね、ふるさとに里帰りしてみたいっていう欲があるんだと思う。だからゲスト解説なんていう、おぼつかない、居心地の悪いのに呼ばれたら『何でも引き受けます、楽しいから』って言っちゃうっていうのは、どこかそこにいやらしい俺の実況魂みたいな欲があるんだと思う」とメガネの奥を光らせた。

すると武藤が「いや~当日(実況を)奪い取ってほしいですよ」とたきつけた。古舘は「瞬間やりますよ、そうしたら。瞬間、実況アナのマイクを奪いますよ。で、自分の良心が働いたら返します。放送席にいるのに『放送席、放送席、マイクをお返しします』。お前もいるだろって(笑い)」と宣言した。

古舘はかつて自動車レースのF1でゲスト解説を行ったことがあり、その時は実況アナと、技術的なことを説明する専門のゲストにはさまれて苦慮した結果、「訳の分からないジョークみたいなのを言って、ものすごい非難ごうごうだった。最悪だった。知らないよ、今からでも(自分の起用を)やめたほうがいいんじゃない(笑い)」という。はたして今回の「WRESTLE ODYSSEY」ではどうなるか。

この対談の様子はYouTube「ABEMAプロレス公式チャンネル」で9日午後6時から前編が公開される予定だ。