<東都大学野球:青学大8-5駒大>◇第3週第2日◇7日◇神宮青学大が、一進一退の攻防を「全員戦力」で勝ちきり、2連勝で勝…

<東都大学野球:青学大8-5駒大>◇第3週第2日◇7日◇神宮

青学大が、一進一退の攻防を「全員戦力」で勝ちきり、2連勝で勝ち点を3に伸ばした。

5-5で迎えた8回。2死二、三塁で打席にはドラフト候補に挙がる小田康一郎内野手(4年=中京)。「今日は取って取られての連続。受けずに攻めていこうと打席に入りました」と、低めの真っすぐをバットの先で捉え中前へ運び2点勝ち越しに成功。なおも2死一塁から、渡部海捕手(3年=智弁和歌山)の右越え適時三塁打でさらに1点を加え勝利を決定づけた。

小田は前日の1回戦で無安打に終わってから修正し、結果につなげた。「1回戦ではボールを見ようとし過ぎて、迷いがあった」と、この試合は積極的に振りにいった。「うれしかったですね」と笑顔をみせた。

今週は、中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)が右肘の炎症で登板を回避。エース不在の中で、1戦目は投手陣が、2戦目は打者陣が力を発揮し連勝につなげた。安藤寧則監督(48)は「とくに今日は『全員戦力』というところの見せ場。よりそういうところが強い1試合になった」と、手応えを口にした。勝ち点を3に伸ばし、6連覇へ向けチーム力を増している。