<みやざきフェニックス・リーグ:西武1-2阪神>◇8日◇南郷スタジアム入団後の2年間で1、2軍ともに公式戦登板がない西武…

<みやざきフェニックス・リーグ:西武1-2阪神>◇8日◇南郷スタジアム

入団後の2年間で1、2軍ともに公式戦登板がない西武の成田晴風投手(19)が、自己最速を一気に3キロ更新する156キロをマークした。

フェニックスリーグ阪神戦の9回に3番手で登板。阪神島田を150キロの直球で左飛に、続く梅野を154キロで一ゴロに打ち取ると、高寺は外角への直球で見逃し三振に。球場には球速表示がなかったものの、ネット裏のスピードガンで「156」が表示された。

弘前工(青森)から23年ドラフト4位で入団した右腕は、1年目の夏に頸椎(けいつい)を手術。体の感覚やバランスも変わる中で一から投球フォームを作り直したため、1軍、2軍ともに公式戦登板はなかった。

この夏に3軍戦で153キロまで到達。この日、一気に最速を3キロも更新し、球団関係者たちをどよめかせた。相手の阪神藤川球児監督(45)も「最後の投手も良かったですね、41番の選手も」と背番号41の成田の素質をたたえていた。