プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)、前WBA世界バンタム級王者の弟拓真(29=ともに大橋)…
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)、前WBA世界バンタム級王者の弟拓真(29=ともに大橋)が約3年ぶりの野外合宿を敢行した。12月27日、サウジアラビアでWBC世界同級1位アラン・ピカソ(25=メキシコ)との防衛戦を控える井上は9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦以来の本格始動。拓真は11月24日、トヨタアリーナ東京でWBC世界バンタム級1位那須川天心(27=帝拳)との同級王座決定戦に向けてフィジカル強化を図った。6日から神奈川・小田原市で開始し、8日に打ち上げた。
井上兄弟にとって22年11月の長野・軽井沢合宿以来、約3年ぶりとなる野外合宿だった。この間はジム内で取り組む集中合宿を続けてきたが、次戦は兄弟ともに重要なリング。所属ジムの大橋秀行会長(60)は「気分一新のため、久しぶりの野外合宿になった。足柄の山を走り、階段をダッシュできた」と説明した。
合宿打ち上げ後、井上は「練習再開がこの合宿になり全身がボロボロになりながらも頑張りました。。。拓真氏はレベルアップした模様です。ここから試合に向けてさらにギアを上げてのトレーニングが楽しみです!期待大!」などと報告すれば、拓真も「3日の走り込み合宿無事終了 これからスパーリングで仕上げていくよ 絶対勝つ」と意気込みをつづった。今後はスパーリング中心のジムワークに入る。
今回の井上兄弟の走り込み合宿には同門となる日本ライト級王者・今永虎雅(26)、日本フライ級15位・田中将吾(23)、日本ライトフライ級3位・磯金龍(25)も参加。井上真吾トレーナー、八重樫東トレーナー、鈴木康弘トレーナーらが帯同していた。