<みやざきフェニックス・リーグ:ハンファ0-12巨人>◇8日◇SOKKEN“ミスター・オクトーバー”が順調な調整ぶりを示…
<みやざきフェニックス・リーグ:ハンファ0-12巨人>◇8日◇SOKKEN
“ミスター・オクトーバー”が順調な調整ぶりを示した。巨人田中将大投手(36)がみやざきフェニックス・リーグのハンファ戦(宮崎市清武)に先発し、4回52球で2安打5奪三振無失点。CSに向けた実戦機会で好投し「(小林)誠司もうまくリードしてくれましたし、いいテンポでサインも出してくれたので、いいリズムで終始投げることができた。今日はいい登板だった」とうなずいた。
気持ち高ぶる季節がやってきた。楽天時代はCSで4試合に登板して3勝1セーブ、防御率0・64。米大リーグ・ヤンキース時代にはポストシーズン初登板から7試合連続2失点以下と、先発投手としてはMLB史上初の記録を打ち立てた。その勝負強さから、米メディアから“ミスター・オクトーバー(10月の男)”と称されたことも。13年以来、自身12年ぶりのCS登板に向け「そういうところでやる(投げる)のは、やっぱり選手としてやりがいを感じる部分ではある」と自然と気合が入る。
チームがファーストステージを突破すれば、ファイナルステージ阪神戦(甲子園)で先発する見込み。「3位からということで勝っていくしかない。もうチャレンジャーでやっていくだけですね」。百戦錬磨の右腕が下克上を誓った。【水谷京裕】