ドジャース大谷翔平投手(31)が、ポストシーズン4試合ぶりのアーチを放ち、先発の山本由伸投手(27)を援護する。レッズと…
ドジャース大谷翔平投手(31)が、ポストシーズン4試合ぶりのアーチを放ち、先発の山本由伸投手(27)を援護する。
レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦で先頭打者本塁打を含む2本塁打で勝利に貢献。ポストシーズン通算は18打数4安打ながら、レ軍との第2戦では適時打、フィリーズとの地区シリーズ第2戦でも適時打を放ち、4試合中3試合で打点をマークする。
自らの結果よりも、チームの勝利を追い求める。地区シリーズ第1戦では、2点リードの9回2死で迎えた第5打席で、初球にセーフティーバントの構えで“時間稼ぎ”。5球投げさせた上に四球を選び、通達が少し遅れ、肩を作る時間が少なかった佐々木に調整する時間を与えた。適時打を放てば雄たけびを上げ、チームメートを鼓舞。闘志を前面に出し、チームの雰囲気を盛り上げる。
対するフィリーズ先発のノラとは、通算7打数1安打で打率1割4分3厘。地区シリーズ第2戦までは相手先発が左腕で、内角へのツーシーム、チェンジアップに手を焼いたが、第2戦で3番手の左腕ストラームの内角ツーシームを右前にはじき返した。この日は、外野でキャッチボールなどで調整。地区シリーズ第5戦の先発に控えるが、自らのバットでリーグ優勝決定シリーズへと駒を進める。
○…ベッツが、遊び心がドジャースの強さの秘訣(ひけつ)と明かした。ポストシーズンは「個人成績を意識せずに楽しんでバックヤード・ベースボール(裏庭の野球)ができる。それが僕らの強さの源泉」と話した。前日に見せたバントシフト「ホイール・プレー」には「あのプレーは本当に基本的なもの。NBAで言えば『レイカーズが2-3のゾーン守備で優勝する』みたいな。ただ、最も大事な場面で完璧に決められた」と振り返った。
○…フィリーズのトムソン監督が、2連敗の原因となった不振の主軸コンビに発破をかけた。7打数無安打の2番シュワバーと7打数1安打の3番ハーパーに「2人に相手がかなり厳しい球を投げている。タイミングがずれている。スイングが大き過ぎる。力を抑えて左中間を意識すること」と修正点を指摘した。舞台を敵地に移す第3戦は、普段は本拠地で木曜日に着ている薄青色のユニホームを着用し、気分転換して臨む。