【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)7日(日本時間8日)=久保賢吾】ドジャース山本由伸投手(27)が、リーグ優勝決定シリ…
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)7日(日本時間8日)=久保賢吾】ドジャース山本由伸投手(27)が、リーグ優勝決定シリーズ進出を決める。8日(同9日)のフィリーズとの地区シリーズ第3戦に先発予定。レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦では、7回途中2失点(自責0)と好投し、チームを2連勝に導き、シャンパンファイトで盛り上がった。再びチームを次なるシリーズに進める。
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最高の形で舞台は整った。ドジャースは、完全アウェーだった敵地でのフィリーズとの2連戦に連勝。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけ、山本が本拠地ドジャースタジアムでの第3戦の先発マウンドに上がる。この日はドジャースタジアムで調整。キャッチボールを入念にしながら、いつもと変わらず、登板前日のメニューを消化した。
ポストシーズンで強さを発揮する。昨年のパドレスとの地区シリーズでは2勝2敗で迎えた第5戦で勝利し、ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦でも白星。今季はレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦で6回2/3を2失点(自責0)と好投し、ポストシーズン3勝目を挙げた。3勝中2勝がシリーズ突破を決める勝利で、短期決戦での強さは結果が物語る。
首位打者のターナー、打点王&本塁打王のシュワバー、ハーパーらを擁する強力打線だが、2試合は3選手で計2安打とド軍のバッテリー陣に軍配が上がった。フ軍とは6回1失点だった4月4日(同5日)以来の対戦で「本当に素晴らしいチーム」と警戒しながら「とにかくいつも通りパフォーマンスを出せるように、落ち着いて試合に入れたら」と平常心で臨む。
この日の会見で、山本と対戦した時の印象を聞かれたハーパーは「正直、いつ対戦したか覚えてなくて」とけむに巻いたが、山本は第2戦までの投球データも参考にしながら、自己流の対策を練る。「得られた情報もありますし、自分のピッチングに合った作戦もあると思うので、しっかり分析しながら、準備したいです」と冷静に話した。大谷が第5戦に控えるが、3連勝で突破を決め、さらに勢いづける。