◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(8日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)米ツア…
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(8日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)
米ツアーメンバーの渋野日向子が、同ツアーの来季出場権を争うファイナルQT(12月4~8日/アラバマ州マグノリアグローブGC)にエントリーしたことを明かした。「一応しました」と話し、出場となれば20位タイで突破した2021年以来2回目。
同ツアーの年間ポイントランキング(レース・トゥ・CMEグローブ)は現在104位と、来季フルシードに相当する80位以内の圏外にいる。渋野がQTに回るケースは“準シード”扱いになる81~100位の来季出場資格「カテゴリー11」も逃した場合。今週からスタートするアジアシリーズ4試合の出場枠を逃しており、滑り込みのシード確保には約1カ月後の「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(11月13~16日/フロリダ州ペリカンGC)が最後のチャンスとなる。
「ショックだった」と振り返るアジアシリーズ不参加で、今季国内ツアー参戦2試合目を迎える。ただ、ラストチャンスを前にブランクとなったスケジュールを実戦で埋められることには深く感謝している。
「数少ない(主催者)推薦枠で試合に出る機会をいただけた。試合でしかつかめないものはあるし、今の自分には必要」。目下の課題とするスイングリズムの安定に向け「試合で試せるのはすごくありがたい。ちょっとでも自信をつけて(11月の米ツアーを)迎えられたらいい」と期待を込めた。次週の「富士通レディース」(千葉・東急セブンハンドレッドC)、2週後の「マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズGC)にも主催者推薦で出場する。
「気分的に落ち込むことの多い一年」と吐露するなかでの帰国参戦。前週のハワイ開催「ロッテ選手権」も、来季シードへ上位フィニッシュを目指しながら4試合連続の予選落ちに涙した。月曜夕方に帰国し、火曜からコース入り。久々に会う日本のプロ仲間や先輩たちの「おかえり!」が「すごくありがたかった」という。「笑顔が少なくなっているのは自分でも分かっているけど、日本に帰って(笑顔が)戻ると思う。試合でも見せられたらいいですね」。元気いっぱいのプレーとたくさんの笑顔を、帰国参戦を待ちわびた多くのファンに届けたい。(静岡県裾野市/塚田達也)