日本相撲協会の財団法人設立100周年を記念したイベント「百周年場所~古式大相撲と現代大相撲~」が7日、東京・両国国技館で…
日本相撲協会の財団法人設立100周年を記念したイベント「百周年場所~古式大相撲と現代大相撲~」が7日、東京・両国国技館で開催された。
横綱豊昇龍(26=立浪)が、幕内5人を次々と退け、観客を驚かせた。
1人の横綱に下位5人力士が挑む相撲「横綱五人掛かり」に登場。豪ノ山(27=武隈)、平戸海(25=境川)、宇良(33=木瀬)、狼雅(26=二子山)、明生(30=立浪)の幕内5人の挑戦を受けた。
仕切りに入ると、対戦相手以外の4人の力士に四隅を囲まれた。立ち合いから1人目を投げると、すぐに次の力士が挑んできたが、横綱は動じず、そのまま「5連勝」で終えた。
1789年(寛政元)、実質的な初代横綱となった谷風が挑んだシーンは錦絵にも描かれたという。横綱の強さを観客に見せつける伝統行事を終えた後、豊昇龍は「疲れた」と苦笑いで足早に支度部屋へと戻って行った。
その後は、東西に分かれて今の様式で取り組む「現代大相撲」が行われた。