日本相撲協会の財団法人設立100周年を記念したイベント「百周年場所~古式大相撲と現代大相撲~」が7日、東京・両国国技館で…

日本相撲協会の財団法人設立100周年を記念したイベント「百周年場所~古式大相撲と現代大相撲~」が7日、東京・両国国技館で開催された。

同協会を代表し、八角理事長(元横綱北勝海)が観客へあいさつ。1世紀の節目を飾った喜びと、国技の伝統継承を約束した。

あいさつ全文は以下の通り。

「本日、財団法人設立100年を記念した『大相撲百周年場所』を開催致すにあたり、皆さまにご来場賜り厚く御礼申し上げます。相撲の歴史は神話の時代に始まりますが、法人組織としての日本相撲協会はありがたくも、本年100年の区切りの年を迎えることができました。これもひとえに大相撲をこよなくご愛顧いただいております。皆さまのご指導、ご支援のたまものと心より感謝申し上げます。大相撲は国技と言われます。相撲協会の定款第3条には、この法人は太古より五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、執り行われた神事を起源とし、我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し、継承を発展させ、もって相撲文化の振興と国民の心身の向上に寄与することを目的とするとあります。我々、協会員の使命は、大相撲の伝統文化を維持し発展させ、100年先までも今と同じ姿で残していくことで、国民の心身の向上に寄与することです。それには皆さま方の厳しくも温かいご支援が必要です。これからも協会一同一生懸命に土俵を守ってまいりますので、大相撲、日本相撲協会をなにとぞよろしくお願い申し上げます。本日のご来館誠にありがとうございます。最後までごゆっくり大相撲の伝統文化の神髄をお楽しみください」