バレーボール男子日本代表の顔が、激突する。高橋藍(25)が所属する24-25年シーズンSVリーグ覇者のサントリーと、石川…
バレーボール男子日本代表の顔が、激突する。
高橋藍(25)が所属する24-25年シーズンSVリーグ覇者のサントリーと、石川祐希(29)が所属する欧州チャンピオンズリーグ優勝のペルージャ(イタリア1部)のエキシビションマッチを翌日に控えた6日、両チームの選手が会場の東京・有明アリーナで前日練習を実施。高橋は、2日間の夢対決へ「最大限の力を出して、おもしろい試合を見せる」と引き締めた。
プライドをかけた戦いだ。石川は今季がイタリアリーグ11季目。対する高橋は21年から3季のイタリアリーグ挑戦を経て、昨季SVリーグに加入。プレーオフMVPの活躍でチームを初代王者に導き、勝負の2季目を迎えた。イタリア時代は互いにケガの影響もあり、過去に対決と言える対決はゼロ。代表では対角を組む先輩と、今回ほぼ初めてネットを挟んで顔を合わせることになる。代表エース直接対へ「普段は心強いけど、それが相手だと嫌な感じがする。賢い選手なので注意していかないといけない」と警戒感を示した。
今年1月に2年間契約したパートナーシップによる交流の一環だが、ただの壮行試合にするつもりはない。「イタリアリーグのレベルの高さはもちろん、日本のリーグがどれだけ世界で戦っていけるのかを証明できる大会。目標は世界王者なので、達成する上で大切な試合になる」と、国内リーグの強さを見せつけるつもりだ。意地をぶつけ合う。【勝部晃多】