日本代表の長谷部誠コーチ(41)が5日、千葉市内で昨年9月の入閣後初めて取材に応じ、チームでの立ち位置やW杯北中米大会へ…
日本代表の長谷部誠コーチ(41)が5日、千葉市内で昨年9月の入閣後初めて取材に応じ、チームでの立ち位置やW杯北中米大会への思いを語った。
3度のW杯出場を含む代表通算114試合を誇る元主将は、昨年5月に現役を引退し、指導者としてのキャリアをスタート。森保監督から熱烈オファーを受けると「ぜひ」と快諾して代表コーチに就任し、選手として所属したEフランクフルトU-21のコーチと兼任する異例のスタイルで新たな風を吹かせている。
18年の代表引退後、6年ぶりに戻ると「全ての面で成長している」と選手のレベルだけでなく、環境面も含めた日本サッカー界の進化を実感。1年後の大舞台に向けて「働いて、働いて働き倒しています。指導者としてもう1つでも2つでも多くのことを学ぼうと」とワークライフバランス度外視で指導者の修行を重ねる。
日本サッカー界トップクラスの経験や欧州に身を置くからこそ、伝えられること、求められることはある。ただその影響力を振りかざすのではなく、現役時代同様、チームの調整役を担う。「ヨーロッパにいる選手が『もっとこうしたらいいんじゃないか』とかあると思うんですけど『いやいや。それはわかるけど、代表のやり方はこれで、時間限られた中でやれるのはこれ』と言えるのは自分の役割かなと。チームのバランスみたいのは整える仕事も自分の中ではあるのかな」。W杯制覇へ、長谷部コーチが日本代表を整える。【佐藤成】