アメリカンフットボールの関西学生リーグは4日、大阪・エキスポフラッシュフィールドで第6節の2試合があり、京大が桃山学院大を38-10で下し、4勝目を挙げた。1部で40年ぶりの勝利を目指している桃山だが、これで6敗となった。   京大は第1…

アメリカンフットボールの関西学生リーグは4日、大阪・エキスポフラッシュフィールドで第6節の2試合があり、京大が桃山学院大を38-10で下し、4勝目を挙げた。1部で40年ぶりの勝利を目指している桃山だが、これで6敗となった。  

京大は第1Q4分すぎ、キッカー海士湧平(4年、天王寺)の40㍎FGで3点を先取。桃山のこの日2度目の攻撃は自陣6㍎からQB橋上温(はる、2年、宝塚東)がWR松田大征(たいせい、2年、大正)へ短いパスを通し、自分でも走って敵陣へ。京大の反則もあってゴール前13ヤードからの第1ダウンとなったが、攻めきれず、キッカー大音樹(たつき、1年、奈良育英)の22ヤードFGで3-3と追いつくにとどまった。  

直後の攻撃で京大はエースRB入山鼓(4年、都立西)が55ヤードの独走TD。ここからライン戦で優位に立つ京大が点差とつけていった。31-10の第4Q、京大はRB植木宏太郎(2年、高槻)の55ヤード独走TDで締めた。  

京大の西村大介監督は「桃山さんのショートパスは、ウチのディフェンスが守れないところを突いてきて、決められ続けてしまった。チームとしては来年の日本一につなげる戦いをしようという話をしてます」と語った。  

6敗目を喫した桃山だが、パスで163ヤード、ランで144ヤードを奪い、次節の同志社大戦に期待はつないだ。チーム一の9回のパスキャッチで85ヤードを稼いだWR松田は「どんだけ活躍しても、負けたら一緒です。全敗なんかほんまに情けないんで、絶対同志社に勝ちます。僕のおかげで勝てたって言われるぐらいやります」と力強く話した。