NFC東地区

フィラデルフィア・イーグルス(7勝1敗)

唯一1敗を守り、現時点で最強と言われているチーム。第7週のレッドスキンズ戦、QBカーソン・ウエンツがルーキーWRマック・ホリンズに通した64ヤードのTDパスは、ウェンツのロングパスの精度が昨季とは全く違うことを象徴している。ラン獲得ヤードで既に5位となっているが、ドルフィンズと昨季のプロボウルRBジェイ・アジャイを、来季のドラフト4巡目の指名権とトレードして強化を図った。上手く機能すれば、大きな戦力となるだろう。

ダラス・カウボーイズ(4勝3敗)

第7週の49ナーズ戦と第8週のレッドスキンズ戦は、いずれもアウェーでの2連勝となっている。攻撃がようやく軌道に乗り始め、欠場していたLBシーン・リーも復帰。今季、リーがいる試合では平均16.3失点と、守備には欠かせないリーダーとなっている。なんとかワイルドカード争いに加わりたいところ。

ワシントン・レッドスキンズ(3勝4敗)

イーグルスやチーフスといったトップチームに食らいつきながらも一歩及ばず、前半戦はかなり出遅れてしまった。このあとも第9週はシーホークス、第10週はバイキングス、第11週はセインツと、今季好調のチームとの連戦。QBカーク・カズンズは今季が始まる前に新しい契約を結べてラッキーだったと言わざるをえない。

ニューヨーク・ジャイアンツ(1勝6敗)

第7週のシーホークス戦ではパス134ヤード、ラン50ヤードしか獲得できず、なにもできなかった。第8週のバイウィークで流れを変えたいが、来季以降に期待、というのが現実的か。

NFC北地区

ミネソタ・バイキングス(6勝2敗)

同地区のライバル達と比べ、2勝以上先行している。守備が1試合あたり16.9失点に抑え、負傷者続きの攻撃を支えている。CBゼイビアー・ローズが警戒され、ローズのいる方向にボールが投げられることがほぼなくなったため、FSハリソン・スミスのパス・カバーが光っている。また、第8週に復帰したWRステファン・ディグスをはじめ、負傷者の多くに復帰の目処が立っている。地区優勝に向けさらに盤石な体制が整うだろう。

グリーンベイ・パッカーズ(4勝3敗)

QBアーロン・ロジャースが第6週のバイキング戦で鎖骨を負傷し、手術を行うこととなり、シーズン中の復帰が難しい状況。ロジャースを失った穴が大きいのは勿論、ラン守備とレッドゾーンでの守備も弱点だ。

デトロイト・ライオンズ(3勝4敗)

QBマシュー・スタフォードのパスが通ってはいるが、レッドゾーンの決定力に欠け、27位の45パーセントしかタッチダウンに繋げられていない。守備も悪く3連敗。

シカゴ・ベアーズ(3勝5敗)

第7週はパンサーズを3点に抑える好守備で勝利を収めたが、第8週はセインツの攻撃を止められず敗北。今季はQBミッチェル・トリュビスキーの育成期間と割り切った方が無難か。

NFC南地区

ニューオーリーンズ・セインツ(5勝2敗)

昨季は攻撃の63パーセントがパスだったが、今季はほぼ半分ずつとバランスが良い。ベテランのマーク・イングラムと新人アルビン・カマラのRBコンビが主軸だ。第8週のベアーズ戦は、2009年の第4週以来、QBドリュー・ブリーズがTDパスを投げずに勝利を収めた試合となった。2009年はセインツがスーパーボウルを制している。セインツファンは期待をしていいかもしれない。

カロライナ・パンサーズ(5勝3敗)

第7週ベアーズ戦を脳震盪で欠場していたLBルーク・キークリーが第8週のバッカニアーズ戦で復帰。リーダーが戻った守備は僅か3失点に抑え、キークリー自身もインターセプトを記録した。WRケルビン・ベンジャミンをビルズとのトレードに出したことは批判を受けているが、WRデビン・ファンチェスが調子を上げてきているため、最早不要だったとの声も。

アトランタ・ファルコンズ(4勝3敗)

第7週のペイトリオッツ戦は濃霧の中での試合だったが、QBマット・ライアンのパスは霧がなくても昨季のような安定感はない。攻撃がこのままでは、チーム自体もまさに五里霧中といったところ。

タンパベイ・バッカニアーズ(2勝5敗)

昨季の後半やプレシーズンでは期待も集めたが、気づけば地区最下位で大きく負け越したまま前半が終了。明確な解決策のないまま今季が終わりそうだ。

NFC西地区

シアトル・シーホークス(5勝2敗)

序盤にエンジンのかからなかった攻撃が機能し始めた。QBラッセル・ウィルソンは第7週のジャイアンツ戦、第8週のテキサンズ戦ともにパサーレーティングが120を上回っている。さらにテキサンズのTデュウェイン・ブラウンを、CBジェレミー・レインにドラフト指名権を付けてトレード。課題となっているOLを補強し、ウィルソンの負担を減らす狙いだ。一方、守備は失点では1試合あたり18.9点で7位と上位を保っているが、喪失ヤードは1試合あたり333.7で17位とシーホークスらしさに欠けている。

ロサンゼルス・ラムズ(5勝2敗)

前半戦トップクラスの得点力を誇った攻撃が最大の武器だが、守備も成長を見せている。最初の4試合では1試合あたり26.25失点だったのが、第5週以降は1試合あたり11失点、第7週のカージナルス戦では得点を許さなかった。DEアーロン・ドナルドらのパスラッシュが、ウェイド・フィリップス守備コーディネーターの下で光っている。

アリゾナ・カージナルス(3勝4敗)

RBエイドリアン・ピーターソンの加入で一躍プレーオフ候補に名を連ねたのも束の間、第7週ラムズ戦でQBカーソン・パーマーが左腕を負傷し退場。そのまま試合も完敗した。

サンフランシスコ・49ナーズ(0勝8敗)

QB C.J.ベサードもカイル・シャナハンHCの要求には応えられず、ペイトリオッツのQBジミー・ガロッポロを来季のドラフト2巡目の指名権とトレード。ガロッポロは昨季、ペイトリオッツQBトム・ブレイディの謹慎中に勝利を挙げているが、96回しかパスを投げておらず未だ未知数の部分が多い。また、シャナハンHCも「プレーブックを覚えてからでないと試合に出すつもりはない」とコメントしており、ガロッポロの実力を見られるのは来季以降になる可能性が高い。