大学アメリカンフットボールのOBたちによるチャリティー・フラッグフットボール大会『THE HUDDLE BOWL』が、難病の子どもたちの夢をかなえる活動を行なっている国際ボランティア団体『メイク・ア・ウィッシュ』の日本法人設立25周年記念式典にて表彰を受けた(10月25日/於・東京アメリカンクラブ)。

『THE HUDDLE BOWL』は、2011年の東日本大震災をきっかけに、『アメリカンフットボールの発展にOBたちが結束して貢献しよう』と、80年代に関西学院大学で活躍したWR堀古英司氏の呼びかけによって発足したFacebookコミュニティ『日本のアメフト復興会議』(現在8000名が参加)が主催するイベント。2012年の初開催時より、協賛金や選手の参加費から運営必要経費を引いた全額を『メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン』に寄附をしてきた。

「米国ではイベントの運営経費は70パーセント以上となるのが通例だと言われていますが、『THE HUDDLE BOWL』は50パーセント以下に押さえることを目標にしています。50パーセント以下の経費率を守ることは、これからも運営の必須項目にしていきたい」と、堀古氏。ちなみに1800名が参加した今年1月の第6回大会では、経費率44.4パーセントを達成し、余剰金516万2千380円を寄附した。

3歳から18歳未満の難病と闘う子どもたちの様々な夢をかなえる活動を通じて、子どもたちに生きる力や病気と戦う勇気を与える活動を行なっている『メイク・ア・ウィッシュ』は、米国アリゾナ州で1980年に発足。以来、米国およびグアム、プエルトリコに計62箇所、米国以外の国に42箇所の活動拠点を持っている非営利団体。日本法人は1992年に発足した。活動は様々な企業や個人の寄附によって支えられている。スポーツ界では選手個人やチームとしての支援はこれまでにもあったが、『THE HUDDLE BOWL』は、スポーツイベントとして初の事例だ。

「同じ競技に打ち込んだ方々が出身チームの枠を越えて、『子どもたちのために』と協力してくださっていることに感激しています。何よりも参加されている皆さん自身が楽しみながら、子どもたちの夢をかなえようとしてくださっている姿が、難病と闘っている子どもたちに明るいパワーを与えてくださっています」

メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンの鈴木朋子事務局長は、『THE HUDDLE BOWL』が寄附だけでなく、子どもたちに前向きな姿勢や活力を与えていると言う。

「今回の表彰を受けて我々の活動が社会に少なからず寄与していることを実感することができ、とても光栄に思っています。アメリカンフットボールOBとして、競技の普及発展に何か寄与できないかと考え、まずはOBたちの交流を図ろうと開催したのが『THE HUDDLE BOWL』でした。子どもたちに夢を与えるお手伝いができることは、我々にとっても大きなモチベーションになっています」

表彰式に出席した堀古氏は『メイク・ア・ウィッシュ』への協力が、『THE HUDDLE BOWL』に意義を与えくれたという。

とかく寄附というと、一方が他方に対して援助をするというイメージが強い。しかし、『THE HUDDLE BOWL』と『メイク・ア・ウィッシュ』は、互いにパワーを与え合う、理想的な関係にある。