【明治安田J1リーグ 第21節 浦和レッズVS湘南ベルマーレ 2025年7月23日(水)19:33キックオフ】 撮影/原…
【明治安田J1リーグ 第21節 浦和レッズVS湘南ベルマーレ 2025年7月23日(水)19:33キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■前半だけで「3度」ネットを揺らす!
試合序盤は、湘南ベルマーレのプレスが浦和レッズを苦しめた。鈴木章斗や平岡太陽が個でも積極的に仕掛け、ゴールに迫る。
押し込まれた浦和だが、得意の低い位置での守備で最後のところで湘南に自由を与えないでいると、少しずつプレスに適応。
少ないタッチでボールを展開し、チャンスを作るようになる。すると12分、右サイドで得たフリーキックをスウェーデン代表のサミュエル・グスタフソンが頭で合わせ、ネットを揺らした。
しかし、時間をかけたゴールチェックの結果、オフサイドの判定に。試合は0-0の振り出しに戻った。
浦和は土曜日の東京戦と比べ、小森飛絢がボールに絡む回数が増え、攻撃が成立する回数も増加。
そして、それによって得たセットプレーをゴールに結びつけた。33分に左からのコーナーキックをゲームキャプテンのマリウス・ホイブラーテンが頭で合わせると、前半アディショナルタイムには同じく左からのコーナーキックを小森が合わせ、2-0に。
取り消されたゴールも含め、前半だけでセットプレーから3度ネットを揺らした。
■最後の交代カードで「高卒ルーキー」投入
小森は浦和へのフィットが進み、調子も上向いているようで、この試合ではプレスをかける際に笑顔がこぼれる場面も。
ジェフ千葉でのJ2得点王を経て、ベルギー1部シント=トロイデンへ移籍、そして浦和に完全移籍後、J1初ゴールを決めたストライカーが、浦和のヒーローへの道を歩みはじめた。
後半に入ると湘南が攻撃的な姿勢を強める。浦和は再び重心を低くしてゴールを守り、ボールを持つと、無理せずに後方を使って落ち着きを保った。
ルイス・フェリッピや小田裕太郎を投入した湘南だったが、71分に浦和が隙を突いて3点目を獲得。攻めるしかない湘南は最後の交代カードで高卒ルーキーの石橋瀬凪を送り出した。
猛攻を仕掛けた湘南だったが、浦和のリーグ随一のローディフェンスを前に、1点を返すのみに。
最後はチアゴ・サンタナがダメ押し弾を決め、4-1で浦和が勝利。
浦和は、ローディフェンスから押し込まれ続けるのみとなってしまった土曜日の試合の反省を生かすることに成功した。
■試合結果
浦和レッズ 4-1 湘南ベルマーレ
■得点
33分 マリウス・ホイブラーテン(浦和)
45+4分 小森飛絢(浦和)
71分 関根貴大(浦和)
77分 太田修介(湘南)
90+4分 チアゴ・サンタナ(浦和)