◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 3日目(12日)◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド…

中島啓太は3日目に後退する結果に ※撮影は練習日

◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 3日目(12日)◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7282yd(パー70)

「試合で4日間プレーして、“完ぺき”だと思うショットは数発しかない」。きょうは、12番(パー3)で入れたパーパットがそうだった。「1mの上りスライス。苦手なラインが、クロウグリップで気持ちよく入った。これは続けていく価値がある」。2日目に初めて試した握り方は、まだテスト段階だが好感触を得た。この日は「71」と後退したが、この一打は“3年後”の自分につながるはずだ。

年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)上位10人の資格(有資格者を除く)で、来季PGAツアーに昇格する。欧州ツアー参戦当初から掲げる目標は変わっていないが、好結果が残せない試合が続くとどうしても気持ちがネガティブに傾く。5月「全米プロ」から6試合をプレーして4試合で予選落ち。「アメリカに行きたい。でも、目標が大きいと(そこまでの)中間がボヤけっちゃう」。過程に自信が持てなくなりそうなときこそ、イメージするのは3年後の自分の姿だ。

今季欧州ツアーの優勝者のほとんどは、20代後半から30歳。ことし25歳になった中島は、ツアーの中でも若手に入る。「28~30歳の選手が上位にいる中で、ぼくはそれより3歳若い。いま彼らに勝って、自分が28歳になったときに、もっと上のステージにいられるように」と欧州ツアーで腕を磨く。

今週は2日目に「65」をマークして予選通過を果たしたが、3日目に2バーディ、3ボギーと伸ばせず53位に後退。「良い流れを作っても、自分で壊してしまった」と悔やんだが、この3日間でも“完ぺき”と思える一打は少なくとも3回あった。「試合でやらないと分からないし、その中で1個しっくりきたものがあれば、それは記憶に残る」。上位を目指す最終日も、3年後につながる一打を求めて戦い切る。(スコットランド・ノースバーウィック/谷口愛純)