<新日本:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール第4試合で「G1クライマックス35」(7月19日開幕、優勝決定戦は8月1…

<新日本:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール

第4試合で「G1クライマックス35」(7月19日開幕、優勝決定戦は8月17日・有明アリーナ)Aブロック出場者決定ガントレットマッチが行われ、右肘負傷で欠場が決まった後藤洋央紀の1枠にはタイチ(45)が滑り込んだ。

ガントレットマッチでは、まずチェーズ・オーエンズが小島聡に勝利。続いてオーエンズとタイチが戦った。タイチは、オーエンズのセコンドについたハウス・オブ・トーチャー(HOT)のSANADAの介入もあって大苦戦。しかし救援に訪れた石井智宏の助けも借りてオーエンズに勝利すると、最後はその石井とタイチが一騎打ち。文字通りの死闘の末に17分33秒、ブラックメフィスト(変形水車落とし)でタイチが3カウントを奪った。

タイチは昨年は「G1クライマックスBブロック出場者決定トーナメント決勝」で敗退。“予選”からの出場を余儀なくされたことについて「若手の抜てきだ? ふざけんな! 若手だらけでやりたいなら、最初からやれよ。若手だらけで会社が潤うってんだったら、とっととそうなってんだろ、昔から。ふざけんじゃねえぞ!」と会社への不満をぶちまけていた。

タイチは今年も一度は“予選敗退”したが、負傷欠場した後藤の枠をつかみとった。タイチはこの日の試合後「後藤が休んだから、その枠が空いたから、ラッキーとかそんな話じゃねえぞ! 同期の後藤の分も悔しかった思いを背負って俺が優勝する…そんなもんな、一かけらも思ってねえんだよ! 俺が引き寄せた枠だ。あいつが休もうと関係ねえんだよ。これは俺個人の問題だ。G1が俺を必要とした、それだけだ!」と強調した。

そして「さっさとエントリーされた連中たちよ! お前ら全員かかってこい! 下からはい上がった人間が、どれだけの悲しみと苦しみを背負って、どんだけ強くなって上がってきたか。てめえら、覚悟しとけよ。かかってこい! じゃねえとおめえら、敗者復活戦に回った俺に全部食われるぞ。こっからだ、史上初の最年長優勝、そして史上初の敗者復活ドリームつかんでやるよ。すべてを見返してやる。会社、全員、俺をばかにしたヤツ、全員かかってこい、コノヤロウ!」と絶叫した。