「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム) 広島が土壇場の九回に菊池涼介内野手の逆転2点適時打で勝利を収めた。新井貴浩監督…

 「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム)

 広島が土壇場の九回に菊池涼介内野手の逆転2点適時打で勝利を収めた。新井貴浩監督は「さすがベテランの力」と称賛した。

 八回の好機で代打策をとらずに矢野を送り出したことに関しては「『矢野、行ってみろよ』という感じかな」と話した。以下、新井監督の主な一問一答。

 -土壇場の九回に逆転した。

 「よく打ったね、本当。ああいうところで打つというのは、さすがベテランの力だと思います」

 -ベンチに坂倉も残っている中で九回は代打策をとらずに菊池に託した。

 「あそこはキクに任せました。対大勢にそこまでアプローチの仕方は昨年も今年も、キクは結構いいアプローチをしていたので、あそこはキクに『任せた』という形」

 -八回2死一、二塁でも矢野に代打を出さなかった。

 「『矢野、やってみろよ』『矢野、打ってみろよ』という気持ちで(そのまま送り出した)。代打というのもちょっと頭にはあったけど、『矢野、行ってみろよ』という感じかな。彼の成長を期待してという感じかな」

- 中村奨が同点弾。

 「ずっと点が入っていなかったので、『(点が)入るんだったらホームランぽいな』とちょうど(藤井)ヘッドと話していたので。奨成ホント良いホームランだったね。価値のある同点ホームランだったと思います」

 -先発・佐藤柳は5回1失点。

 「よく投げたと思う。いいピッチングだったと思います。また次の登板も期待したいし、彼は投げながら成長してもらうので。今日も真っすぐで差し込めていたし、フライアウトも多かった」

 -今季6戦目にして東京ドームで初勝利。連敗も止まった。

 「これはすごく大きいね。なかなか点を取れない中で大勢からひっくり返せたのは、またいい流れが来そうだなって感じるので、明日しっかり休んで明後日からのタイガース戦に備えたいと思います」