<陸上:日本選手権>◇6日◇最終日◇東京・国立競技場◇女子100メートル障害(ハードル)決勝今季限りで競技の第一線から退…

<陸上:日本選手権>◇6日◇最終日◇東京・国立競技場◇女子100メートル障害(ハードル)決勝

今季限りで競技の第一線から退く寺田明日香(35=ジャパンクリエイト)が、9月の世界選手権東京大会の代表入りが厳しい状況となった。

13秒09(向かい風0・4メートル)で6位となり、2年ぶり6度目の優勝はならず。「耐えてくれと思って走っていた。満足のいく走りではなかったが、ここまでみんなでパワーアップしてこれてうれしいなと思う」と後輩たちの成長に目を細めた。「表彰台に上れず悔しいが、これが今の力。しょうがないなと思う。これで終わりというわけではない。今年いっぱい走っていければ。力をつけてチャレンジしたい」と結果を受け止めながら、前を向いた。

今大会で3位以内に入った上で8月24日までに参加標準記録(12秒73)を突破すれば最大3枠の出場切符を得られるが、その条件に届かなかった。8月下旬確定の世界ランキングで代表入りする道もあるが、日本勢4番手につける寺田は出場圏内まで大きな差があり、2大会連続4度目の代表入りは厳しくなった。

優勝は田中佑美(富士通)で12秒86。2位は中島ひとみ(長谷川体育施設)、3位は福部真子(日本建設工業)だった。