「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場) 世界選手権東京大会(9月、国立競技場)の代表選考を兼ね、男子400メートル障…
「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場)
世界選手権東京大会(9月、国立競技場)の代表選考を兼ね、男子400メートル障害決勝が行われた。すでに参加標準記録(48秒50)を突破している井之上駿太(23)=富士通=は48秒99で3位となり、代表に内定した。
スタートから果敢に攻めて先頭で4コーナーを回ってきたが、直線は伸びきれず、2人に抜かれた。それでも3位に粘りこんで世界切符を手にした。「守りに入らず、主導権握るつもりでいった。悔しい結果ですけど、代表権を獲得できてよかった。日本記録を更新するぐらいじゃないと世界で戦えない。9月に向けてしっかり準備したい」と語った。
大阪府出身で、京都・洛南高から法大に進学。4年だった昨年9月の日本学生対校選手権(日本インカレ)では、48秒46を記録して世界選手権の参加標準記録を突破した。卒業後は富士通に入社。5月のアジア選手権では4位に入った。
5日に行われた今大会の予選は、49秒47で5位通過。「積んできた練習をしっかり発揮できるかどうか。必ず代表内定をいただけるように」と意気込んでいた。