「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場) 世界選手権東京大会(9月、国立競技場)の代表選考を兼ね、男子400メートル決…
「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場)
世界選手権東京大会(9月、国立競技場)の代表選考を兼ね、男子400メートル決勝が行われた。パリ五輪代表の佐藤風雅(ミズノ)が開催国枠エントリー記録(45秒38)を突破する45秒28の1着でゴールしたが、最終コーナーでレース侵害があり、痛恨の失格となった。
「やっとかみあったレースだった」。上々のスタートを切り、どんどん加速する。ただ最終コーナーの直線に入る着前に「2歩(線を)踏んでしまった」。ゴール直後は電光掲示板に「1」が表示されたが、失格となり0秒01差でゴールした今泉堅貴(内田洋行AC)が繰り上がり優勝。佐藤は「失格にならないでくれ!という気持ちでいっぱいだった。でも冷静になると踏んだよなって」と、取材エリアで唇をかんだ。
悔しい結果に終わったものの、9月の世界選手権に向けて下を向いてはいられない。「2カ月で高めていって、(代表選考に必要な)ワールドランキングを上げたい。今日は2歩に泣いてしまったけど、次のレースにつなげていけたら」と前を向いた。