「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場) 世界選手権東京大会(9月・国立競技場)の代表選考を兼ね、男子200メートル決…
「陸上・日本選手権」(6日、国立競技場)
世界選手権東京大会(9月・国立競技場)の代表選考を兼ね、男子200メートル決勝が行われた。鵜沢飛羽(JAL)が20秒12で優勝し、3連覇。すでに参加標準記録を突破しており、2大会連続となる世界選手権代表に内定した。
末続慎吾の持つ日本記録(20秒03)更新、日本人初の19秒台の期待もかかった中、スタートから果敢にとばしていった。直線も独走態勢になったが、狙ったタイムには届かず。「自分が思っている以上にまだ弱い」と悔やんだ。9月の大一番に向けて「(内定は)もともとそのつもりではいたので、あとは世界に向けてこのパフォーマンスを高めていけるかが大事になる。あと2カ月、しっかりトレーニング積んで、ここに帰ってきて、今度こそ会場を沸かせられるようにしたい」と誓った。
1カ月半前に右耳に突発性難聴を発症したことを告白。「多分自分で思っている以上にプレッシャーとかストレスがかかっていた。思った以上に19秒台の圧とかプレッシャーを感じている。期待してくれているのはわかるし、自分もそれに応えたいとは思うんですけど、ちょっと限界がきている」と明かし、「応援に来てくれた人には申し訳ないけど、その応援を今は受け止めてきれない。まずは周りの人たちの声を受けて頑張っていければ」と、語った。
5日の予選は、20秒28(追い風0・9メートル)の組1着で通過。レース後には「予選は、世界陸上の予選を突破できるくらい。決勝は、(世界陸上の)決勝にいけるくらいというイメージ。だいぶ余裕を持って予選を通過した。次も同じ感じで走れれば、結果も記録も残せるかな」と話していた。