「明治安田J1、神戸4-0湘南」(5日、ノエビアスタジアム神戸) リーグ3位の神戸がMF扇原の先制弾など4得点を挙げる…

 「明治安田J1、神戸4-0湘南」(5日、ノエビアスタジアム神戸)

 リーグ3位の神戸がMF扇原の先制弾など4得点を挙げる大勝で湘南を下した。勝ち点を43に積み上げ、鹿島を追い越し、首位・柏と勝ち点1差の2位に浮上した。

 前半14分に相手DFがペナルティーエリアからかき出した球をダイレクトに狙った扇原のスーパーゴールが飛び出すと、後半はさらに勢いが加速した。後半3分にはFW宮代が追加点。同32分にはFW佐々木がダメ押しの3点目を奪うと、試合終了間際にはMF汰木がとどめを刺す4点目を奪った。守備陣も3試合連続のクリーンシート。攻守に隙がなくなってきた神戸は直近6戦で5勝1分とした。

 試合後、神戸の吉田孝行監督は「3連戦目であったけど、選手たちはハードワークしてくれた。前半は自分たちのプラン通り進めたし、ハーフタイムに(後半は)早い時間で追加点を狙っていくということで、理想の展開になった」と総括。大迫、武藤を欠く中で奮闘を続ける宮代&佐々木のコンビに「2人は相性が良いし、前線にケガ人が多い中チームを引っ張ってくれている」と目を細めた。

 クラブ30周年の記念で、往年の白黒縦じまのユニホームを身にまとった。「ホームで白黒を着ることはここ数年なかった。白黒の時代から応援してくれるサポーターにとっては深い意味があると思う。30年ということでヴィッセル神戸に携わってきた先輩たちの分も、きょうこのユニホームを着られたのは良かった」と感慨を込めた。