「明治安田J1、川崎2-1鹿島」(5日、Uvanceとどろきスタジアム) 鹿島が3連敗で4月29日以来の首位陥落。一気…

 「明治安田J1、川崎2-1鹿島」(5日、Uvanceとどろきスタジアム)

 鹿島が3連敗で4月29日以来の首位陥落。一気に4位に順位を下げた。前半27分にエース・レオセアラのリーグトップとなる今季13得点目で幸先よく先制するも、守備でこらえきれず3試合連続2失点で逆転負けを喫した。試合後、鹿島サポーターからは大ブーイングが起こった。

 試合後、鬼木監督は首位陥落について「自分自身はやっぱりこのJ1リーグという素晴らしい舞台で戦っている以上、首位で戦い続けたいと思っています。プロスポーツですので、注目のある中で選手を見てほしいという思いはありますので、そういう意味でいうとそこ(首位)のところから落ちたのは残念に思っています」と心境を明かした。続けて「ただ、まだまだ力を付けないといけないチーム。選手であり自分自身もそうです。そういう意味でも一喜一憂することなく、今はもうやり続けるしかない力をつけるしかないと思っています」と今後の巻き返しへ前を向いた。

 昨季まで川崎を8季率いた鬼木監督にとって、鹿島の指揮官として初の凱旋(がいせん)試合。「やっぱり知っているチームでもありますので。だからこそ劣勢になった時の難しさを感じました」と特別な一戦を振り返った。川崎の高井が海外移籍の手続きに伴うチーム離脱前最後の試合ということもあり、スタジアムはほぼ満員。そんな水色のサポーターを前に敵として立ちはだかりたかったが力及ばず。皮肉にも思い出の地で首位陥落の苦杯をなめた。

 鹿島は一時7連勝で独走の気配を見せていたが、後半戦に入り直近4試合未勝利と急失速。この日勝った柏が首位に浮上した。