<明治安田J1:横浜FC0-1横浜>◇5日◇第23節◇ニッパツ三ツ沢最下位の横浜F・マリノスが18位横浜FCとの“裏天王…
<明治安田J1:横浜FC0-1横浜>◇5日◇第23節◇ニッパツ三ツ沢
最下位の横浜F・マリノスが18位横浜FCとの“裏天王山ダービー”を1-0と制し、5試合ぶりの勝利を挙げた。大島秀夫監督は暫定指揮から4試合目での初白星となった。
横浜のエースFWアンデルソンロペス(31)が、横浜FCとのダービーで惜別の決勝ゴールを決めた。後半33分、自身のパスから渡辺が倒されて得たPKを冷静にゴール左隅に決めた。開幕の新潟戦以来、今季2得点目。1-0でチームに5試合ぶりの勝利をもたらした。その試合後、歓喜するサポーターの前に行き、涙ながらにあいさつ。オファーを受けていたシンガポール1部のライオンシティー・セーラーズFCへの移籍だった。感謝の思いを伝え、大声援を受けた。
所属して3年半。22年に優勝を経験し、昨季まで2年連続でリーグ得点王にも輝いた。「マリノスは僕のすべて。すべての夢をかなえてくれたチームでした。今季は苦しかったが、幸せな瞬間の方が多かった。正直行くのは本当に心痛いし、すごく寂しい」。チームは最下位と苦しむが、この日の勝利で18位横浜FCとは勝ち点1差。J1残留へ光が見えてきた。「僕はどこに行ってもマリノスを応援しています」。エースは思いを仲間たちに託した。