◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 3日目(5日)◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)2010…

15歳アマチュア廣吉優梨菜が浮上

◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン 3日目(5日)◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)

2010年生まれのアマチュア、廣吉優梨菜にとって宮里藍さんの現役時代は馴染みのないものだ。「本当にすごい、偉大な人って感じです」と、2017年に現役を退いた元世界ランキング1位のイメージは教科書の人のよう。この日はその宮里さんからもらった“金言”がいきた。

宮里藍さんのアドバイスを実戦

6月「サントリーレディス」(予選落ち)でのこと。連続バーディが少なく、スコアが伸びないことに悩んでいた15歳は、開幕前に大会アンバサダーの宮里さんに質問した。「『試合じゃないときも何回連続で獲れるか、試合に近い状態で練習すると良いよ』と教えてもらって」とアドバイスを受けた。

伸び盛りの2010年生まれ

言われたとおりに練習し、早速結果が出た。イーブンパー19位から出たこの日は前半4番で最初のバーディ。9番でダブルボギーが来たが、続く10番のバーディで流れを引き戻した。12番で5mを沈めると、13番(パー5)、14番(パー3)と3連続。「練習ラウンドも藍さんの言っていたことを意識して。すごいタメになりました」と話す。通算3アンダーで首位と4打差の8位に浮上した。

プロの舞台でさらに成長する

福岡第一高1年生で、プロテスト受験ははやくても2年後になる。将来の目標は「たくさんの人から応援されるゴルファーになること」。最終日には「少しでもスコアを伸ばして、上に行けるように」と意気込む。プロのフィールドで、伸び盛りの15歳が躍動する。(横浜市旭区/合田拓斗)