プロボクシングWBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27=M・T)が5日、相模原市役所で行われた2団体王座統一成…

プロボクシングWBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27=M・T)が5日、相模原市役所で行われた2団体王座統一成功の報告会に出席した。

6月8日、東京・有明コロシアムで西田凌佑(六島)に6回終了TKOで下したことを集まった大勢のファン、相模原市の本村賢太郎市長(55)らに自身の口で伝え「すごく幸せ。本当にフライ級から統一戦をやりたいと言ってバンタム級で成し遂げることができました。キャリアの励みになりました」と笑顔で花束を受け取った。

来年5月ごろに、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)とのビッグマッチを控えており、中谷は「そこも1つの大きなポイントの試合になると思っている。その前にもちろん試合になると思う。1戦1戦、大切に今までやってきたことと変わらずにやっていきたいと思う」と心境を吐露。約1年を切り、スーパーバンタム級転向の時期が注目されるが「いろいろな選択肢がある中で、まだ半々ぐらいですかね」と心境を吐露。

次戦がスーパーバンタム級転向初戦になることも想定しており「もちろんいつでもできるような気持ちと態勢はつくってもらっているので。あとはタイミングですかね」と自己解説した。そのため王座返上の決断時期については「(次の)試合が決まり次第。いつごろというのは流動的なので何とも言えない」と言葉を選びながら話した。すでに西田戦の1週間後にはジムワークも開始し、スパーリングも始めたという。

なお報告会では、同市で各分野で優秀な成績を収めた人をたたえる「称賛の盾」を本村市長から贈呈された。また同市のホームタウンアスリートの契約も更新し、認定証にもサイン。会の最後にはファンから「潤人コール」がわき起こると、シャドーボクシングで感謝の気持ちを伝えていた。【藤中栄二】